■商品特性と施工上の注意点⑨

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■商品特性と施工上の注意点⑨

The following text explains the product characteristics and construction
precautions. Instructions in English are also available, so if you need a reply to this message, we will send it again.

この度は、木目調シートのご購入ありがとうございます。木目調シートは、車輛用のラッピングシートと同じ材質(PVC:塩化ビニール)で製造されていますが、成分や裏面の計上が異なり、どちらかという言うとカッティングシートに近い施工になります。


車輛用のラッピングシートの厚みは、当店はだいたい100~130ミクロン(裏面の剥離紙除く)になりますが、木目調シートは全般的に60ミクロンになりますので、ラッピングシートの半分になります。このことからシートがかなり薄いことがわかります。


 
シートが薄いとシート内に含有されている可塑剤(シートの柔軟剤)が少なく、ドライヤーやヒートガンで温めても柔らかくなり施工性はアップしますが、曲がりや曲面への貼付は、カッティングシートと同じぐらいの機能とお考えください。また、当店のラッピングシートは強粘着であるものが多いですが、木目調シートは家具や壁紙にも施工することを想定しているため剥がす際、下地の剥がれがないように優しい粘着力になっています。

 


---シートと施工面の接着性について---

施工面が細かい凸凹もない綺麗な平面(ボンネットのような)であれば、シートと施工面の間は真空になりますので、密着し剥がれませんが、細かい凹凸がある施工面ではシートと施工面の端から空気が入り込みますので剥がれやすくなります。木目調シートではラッピングシートのように端は折り返し処理せず、カットすることなりますから、施工面の凹凸があるないはご自身で注意してください。

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木目調シートでの施工は、平面への施工が殆どになりますので、施工手順もラッピングシートほど難しくはありません。

 

①施工対象面を綺麗にする。
こちらはラッピングシートと同じく施工対象面は予めゴミや塵などを拭き取っておいてください。

②施工対象よりも2~3cm大き目にカット
こちらは、ラッピングシートと違い、ドライヤーなどで温めても可塑剤の関係から伸びませんので、対象面よりも少し余裕をもった大きさにカットするということになります。

③シートの剥離しを剥がし施工
剥離紙を剥がして施工面へ貼付する際、気泡などが入ることがあると思いますが、シートを一旦、端にくっつけて、少しずつスキージで気泡を押し出しながら貼付すれば綺麗に貼れます。気泡がはいってもドライヤーで温めながら施工すれば気泡が割と逃がしやすくなります。

④施工後、余分なシートをカット
②でお伝えした大き目に施工し施工が終了したらはみ出している部分をカッターなどでカットしてください。

 

 

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