■商品特性と施工上の注意点③
The following text explains the product characteristics and construction
precautions. Instructions in English are also available, so if you need
a reply to this message, we will send it again.
この度は、Amazonよりラッピングシートのご購入ありがとうございます。
ご購入いただいた商品の特性および施工上の注意点について出品者Ilmondomallよりご説明させてください。既にご存知の場合は、ご容赦ください。
【初めに】
施工上の注意点については、説明文だけでは伝わりにくい部分が多いため、以下の施工動画をご覧ください。商品特性については動画に含めておりませんので、下記説明文を読んでいただければと存じます。
▼商品の特性について
商品の材質は、PVC(塩化ビニール)になりますので、極端に低い温度(若しくは高い温度)には弱い材質です。
極端に低い温度である冬の気候で貼付した場合、ラッピングシートが裂けたりする場合があります。
※シートが低い温度に弱いという部分ですが、補足がございます。施工後、寒さのみで裂けてしまうことはありませんが、
付着した氷などをスノーブラシで無理に力をかけて除氷しようとすると裂ける・剥がれる場合があります。
材質がPVCなので、極端に低い温度では硬くなりますc(低い温度の時、ビニール袋が堅くなることをイメージしていただければです)。
硬くなった状態での除氷は、氷と一緒にシートも剥がす結果となってしまうため、部分的に裂ける・剥がれるということです。
▼(外気温による)施工上の注意点について
温度は20~25℃で施工するのが良いですが、気温が低い場合はドライヤーで温めながら貼付すると良いです。
特に水貼りをする場合、ラッピングシートの温度は低くなりがちなので、外温が20℃以下の場合は、
温めながら貼付するとラッピングシート接着面の粘力があがりくっつきやすくなります
(接着力が上がるわけではなくあくまでベタツキ感が増すという意味です)。
※作業前の施工箇所の脱脂や汚れの除去は必須となります。
以下に外気温が低い時と高い時にどのような状況になるか説明しました。
①外気温が低い時
気温が10℃前後の気温になってくると、シートが硬くなります。※具体的な気温を10℃としましたが、
外気温が15℃程度でも風や水貼りする際の水によってシート温度が下がる場合もありますから
明確な温度を断言している訳ではありません。
上記の外気温の場合、シートが硬くなり、柔軟性が失われます。シートは温めることで柔軟性が復調しますが、
これはスポット的な_柔軟性となります。外での施工では、温めた箇所でもヒートガンを当てるのをやめると直ぐにシート温度が下がってしまいます。
この様な状態は、施工に向かない気温なので、20℃をキープできる室内などで施工することを強くお勧めします。
ヒートガンを当てた場所は軟らかくなるのでシートを伸ばすことができますが、ヒートガンを当てていない箇所は、シートが硬い、またはヒートガン__を当てた場所でも
(施工中に外気温によって冷え)硬くなるため、引っ張ってしまうと千切れてしまうという事態が発生します。
室内で施工されている方かは、こう言った事態はお聞きしないため、外気温によるものだと思われます。
ラッピングシートは柔軟性を得るために可塑剤を混入していますが、リーズナブルな商品では、外気温が上記の低い温度帯でも施工できるようには製造されていませんのでご了承ください。
②外気温が高い時
炎天下、真夏など30℃近い温度は、ラッピングシート自体がかなり柔らかくなるため、伸びやすく、
且つ粘着力がかなり上がります(接着力ではない)。
この状態で施工するのは、m気温が低いとき同様に難しくなりますので、
やはり外温が20~25℃以内で収まるように日陰や時間帯を考慮した方が良いです。
※真夏での施工は、ラッピングシートの取扱いがかなり難しくなるので避けた方が良いです。
これはドライヤーで熱しなくてもシート自体がかなり柔らかくなっており、温度上昇による粘着力が増すため、
意図しない箇所への粘着やラッピングシート同士の粘着が発生したりと良くない状況を引き起こすためです。
セロファンテープやガムテープなどが外の気温上昇で接着剤の粘着力が増すことを想像していただければと存じます。
外気温が低い時と同様にリーズナブルな商品では、外気温が上記の高い温度帯でも問題なく使用できるような接着剤を使用しての製造はされておりませんのでご了承ください。
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また、貼付対象物は、サイズギリギリで施工すると端が露出した状態となるため、時間の経過とともに埃や雨などで剥がれやすくなります。
このため、端は1~2cm程度折り返して貼付お願いします。折り返し部分が剥がれやすい場合は、折り返し部分にプライマーを塗布し、
接着させると良いですが、塗装面を痛める可能性がaあるので塗布量・箇所には注意が必要です。
以前までは、ラッピングシートの施工には、水貼りが楽ですとお伝えしておりましたが、強粘着のラッピングシートなども扱っている
施工業者様よりガラス系コーティング剤を施工対象面に吹き付けることで、シートの強粘着が緩和し施工性がかなり良くなる事を
教えて__いただきました。※実際、ガラス系コーティング剤を使用した施工もみせていただき施工性が良いことを確認しました。
これからは、ガラス系コーティング剤を施工対象面に吹き付けてしてからの直貼り施工を薦めさせていただきます。
※ガラス系コーティング剤は、様々な会社から販売されており、お客様の車輛に合う・合わないなどがあるため、トラブル回避のため
特定のガラス系コーティング剤_の指定は致しません。
① 施工対象の清掃をする。脱脂、鉄粉とりなども含む。
② 施工対象へガラス系コーティング剤を吹き付ける。シートの端がくっつく施工対象部分には吹き付けは行わない。※シート端だけは、強い粘着力を残すことで、仮置きから本位置にした際、シート全体が動かないようにするため。
③ シートを剥離紙から剥がして施工対象面に仮置きする。
④ 施工対象面に置いたシートの半分くらいを剥がし、シート全体をヒートガンで温める。
⑤ シートを温めた後、シート全体にテンションを掛けて全体的にピンと伸ばして、シートを貼付する
⑥ シートを貼付した際、シワや気泡が入った場合は、シワの発生した部分まで剥がして再度、シートを温めてテンションを掛けて貼る。Rのある施工面へのシート貼付は、シートを温めて柔らかい状態にしてからピンと張った状態で施工面に置き、ヒートガンで収縮させながら貼付する。
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ラッピングシートは、熱を加えすぎると伸びてしまうため、引っ張り過ぎないように施工します。
ただ、曲面や折り返し部分などは伸ばしながら貼付するため、どうしても伸び気味になります。
そのため、施工後、ポストヒーティングを実施してください。
ポストヒーティングとは、シート表面を95℃(90~100℃)になるように熱することで、伸ばした箇所が
縮まない・剥がれないようにできる熱後処理になります。
表面温度はレーザー温度計lを使用して計測してください。
▼施工ポイント
1.施工前の清掃について
施工前に貼付対象をきっちり清掃し、油分などをしっかり落としてから貼付してください。油分が残っていると接着力が落ちます。
2.ラッピングシートを貼付する際の施工の技術的なこと
放射線状に(テンションをかける程度で)引っ張りながら、施工するとシワがでにくく楽です。
施工は、引っ張る人と貼付する人で分担しながら施工すると綺麗に貼れます。広い面を施工する際はこの傾向が強くなります。
スキージを使用する際、直線的にスキージを使用するのではなく少し弧を描くように使用すると綺麗に貼れます。
これは経験数が必要なので、直ぐには理解しにくいかもしれません。
3.1枚でラッピングが無理な場合
浅い凹部分であれば、1枚のラッピングシートで貼付可能ですが、深い凹みの場合、ドライヤーなどで
熱し柔らかくしてもラッピングシートの張力の方が勝るため、剥がれやすくなるため、その場合は2枚で貼付するようにしてください。
4.浅い凹み部分を残して直線的に貼付してしまった場合
凹凸がある場合、二つの凸部分のみ貼付でき、凹部分が貼付できていない場合は、二か所の凸部分の凹みからみて角度が
緩やかな方からドライヤーで温め貼付します。
残りの角度が急な方はドライヤーで温めずに貼ります。※角度が急な方は、温めて貼付すると生地が伸び薄くなるため。
▼マジョーラ系・ホログラム系の補足事項
ラッピングシートは前述したとおり、極端な温度には強くない材質になります。マジョーラ・ホログラムの色合いを表現する分光性塗料は、
塗布されているラッピングシートの材質に依存してしまう傾向があります。
このため、シート自体が急激な温度変化を何度も繰り返すと、シート表面lの分光性塗料も痛め変色してしまう可能性があります。
※ボンネット貼付後の冬場での温度の寒暖がこれにあたります。ボンネットに貼付して利用した方で一部の方からこのような声がありました。
ボンネットの裏側に遮音板がある車だと遮熱も兼ねているのでボンネットの急激な温度変化にならず変色に至らないようです。
※ホログラム調シートの表面には保護フィルムが貼付されています。
これは施工前、施工中に商品表面に傷がつかないように保護するためです。
薄いビニールフィルムが密着していますので、商品本体と一体化して見えます。保護フィルムがついているとマット調となります。
商品端の方で、爪でひっかくと保護フィルムの存在が確認できますl。
多少剥がしにくいかもしれませんが、施工中の細かい傷を防止しているものなのでご了承ください。
▼お手入れについて
洗車は、基本的に水道水で洗いながし、柔らかい布でふき取りとなりますが、洗浄剤を使用する場合、
研磨剤入りの洗浄剤(洗浄成分のあるワックス・プレクサス・コーティング剤など含む)や堅いブラシなどは、
表面に傷をつける恐れがありますので、使用を避けてください。また、洗浄前に表面のゴミや砂などを水道水などでしっかり洗い流し、
洗浄後は、水分の拭き取りをしっかり行ってください。
以上、ご説明が長くなり申し訳ございませんがよろしくお願い致します。
無断転載禁止_Ilmondomall
- kurikimasaru