■レンズフィルムの梱包について

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■レンズフィルムの梱包について

当方のレンズフィルムは、紙筒に巻いてある状態で梱包されているため、「何故、紙筒の中に入れていないの?」というコメントを時々いただきます。

 

結論から言うと、気泡が入らないようにするための梱包上の工夫となります。

 

保護フィルムが製造後、時間の経過とともに収縮してしまうため、テンションが中途半端にかかっている状態だと気泡が入ることがあります。

このため、工場出荷時のフィルムは数十メートルあるため原反と呼ばれているフィルムの芯は、無理なテンションがかからないように芯の直径がかなり太く、直径10cm程度のものに巻かれています。

このくらいのRだとテンションがかかり過ぎず、時間が経過しても特に気泡が入る事は殆どありません。

 

販売サイズにカットダウンしたものは、同じ直径で梱包した場合、お客様がメリットを感じられる販売価格での提供ができなくなるため、直径は小さくなるものの、シートにテンションを掛けて巻くことで気泡が入らないようにしています。

これが逆に筒の中にフィルムを入れた場合、フィルムには、中途半端なテンションがかかり、各フィルムの特性が異なるために剥がれようとする力が働き、結果、気泡が入ってしまうということになります。


勿論、気泡が入っても商品本体に問題はなく、施工上も問題なくできるのですが、外観上の問題を気にされる方が非常に多いため、添付画像のような筒に巻いた梱包をしております。

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  • kurikimasaru