■剥離時の糊残りについて

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■剥離時の糊残りについて
今回は、ラッピングシートを剥がすときの糊残りについてです。
これもご注文前にお客様より良くいただく質問になります。

結論から言うと、経過年数や環境に依存するため、一概に言えません。一般的に2年程度であれば温めながら剥がせば綺麗に剥がせる可能性が高いですが、糊残りが発生しないとは言い切れません。

ラッピングシートを施工後、ラッピングシートに何が起きているのか。

ラッピングシートには、可塑剤が含まれており、柔軟性を保っていると以前の記事で説明させていただきました。施工直後ですと、シート内に可塑剤を含めた水分が保持されているので、柔軟性を失っておらず、剥がす時に千切れたり・糊残りなどが発生せず綺麗に剥がせる可能性が高いです。※勿論、綺麗に剥がすためにはヒートガンなどでの温めは必要有。

しかしながら、車輛の外装に施工し、車庫などに保管されていた場合、外環境にさらされることが無いため、水分の抜けが進みにくくなりますので、柔軟性をある程度、保持できますが、青空駐車場での保管の場合、雨・風・日光(紫外線)などの過酷な環境に常にさらされてしまいますので、水分の抜けが早く進み、柔軟性を失い、剥がしにくくなります。結果、剥がせたとしても糊残りが発生する可能性が高くなるということになります。

なので、ラッピングシートの水分が完全に抜け、柔軟性を失う前に貼り替えを行うということが重要になってきます。

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  • kurikimasaru