接着性と粘着性について

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接着性と粘着性について

 

 

ラッピングシートの裏面には接着剤が塗布されていますので
剥離紙を剥がして施工対象面に貼付することになります。

 

貼付対象面が平面であれば問題ありませんが、

Rがある場合ドライヤーで温めて、シートにテンションを掛けながら施工することになりますが、

その際、外気温が低い場合、くっつきが悪くなります。

これは寒い場所でセロファンテープを貼付しようと思っても思い通りにくっつかない状態を想像してください。

接着剤の性質や品質が同一でも温度によって接着剤の粘着率は変わります。

施工対象面にシートが完全に密着し、外気温で接着剤の水分が少しずつ蒸発しながら、施工面と密着し硬化していきます。

※具体的には接着剤の水分が、接着面の微細な凹みに入り込みそのまま硬化し、密着する。

 

なので、剥離紙を剥がした後、そのままにしておくと接着剤の水分が蒸発し、固体化します。

水分が蒸発しながら硬化することで密着できますが、外気温が施工推奨温度を満たしていない場合は、

うまくラッピングシートが密着してくれないという状況になりますので、

施工前には外気温を確認して施工してください。

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  • kurikimasaru