■ラッピングシートの伸張性について
施工対象へのシートサイズがギリギリの場合、シートを伸ばしながら貼っても大丈夫かというお問い合わせがありました。
ラッピングシートは、熱を加えると伸びますので、平面に施工する場合でも、シートを温めることで伸ばすことは可能ですが、必要以上に伸ばして施工することはお勧めしておりません。平面への施工の場合、放射状にシートにテンションを掛ける程度での引っ張り力が良いです。
これは、以下の状況が発生するためお勧めしておりません。
引っ張りすぎて柄が歪んだり、色付きのシートだと引っ張りすぎた箇所の色味が薄くなってしまう。
伸ばしすぎるとシートを施工後、シート内で戻ろうとする力（応力）が働き、かなりしっかりとポストヒーティングを行わないと剥がれしまう可能性が高くなる。
勿論、曲面などに貼る際は、テンションを掛ける程度の力で貼付だとシワが発生してしまうので、平面よりはシートを伸ばす力を加え、気泡を逃がしながら、貼ることになります。
ラッピングシートの曲面への施工方法は、以下の過去記事に掲載しておりますのでこちらから参照ください。
- kurikimasaru
