■ラッピングシートの使用年数について

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■ラッピングシートの使用年数について
ラッピングシートは貼ってからどのくらいもつの?

これもお客様から良くご質問いただく内容になります。
天候などの影響を受けない環境であれば2~3年程度となりますが、車輛の外装に貼付した場合、紫外線・雨・風・雪(氷)などの影響をダイレクトに受けますので、お客様の保管状況に依存します。

このため、屋根などがない駐車スペースでの車輛保管ですと全ての天候の影響をうけますので、経年劣化は進みやすいと言えます。逆に屋根付きの車庫へ保管されている場合、こういった影響は受けませんので、2~3年に近しい期間利用できることになります。

お客様の環境に依存するため具体的な年数を返答することが適わないため、上記のご返答をさせていただいております。

使用年数が長くなると何が起きるか・・・

ラッピングシートには、可塑剤が含まれており、温度が高くなると柔らかくなり、この可塑剤の水分を少なくすることで貼付後の剥がれ抑えることができるとご説明しました(ポストヒーティング)。

貼付後に可塑剤の水分は、時間の経過と共に徐々に抜けていきます。屋根が無い駐車場で全天候にさらされることは、可塑剤の水分が抜ける速度も早まります。水分がどんどん抜けていくことことで貼付対象面とラッピングシートが固化し、がっちりと接着した状態となるため剥がれにくくなるのですが、同時に剥がす際、剥がしにくくなることを意味します。

水分が抜けきったラッピングシートは、柔軟性を失っているため、剥がす際、千切れてしまう可能性がありますので、ヒートガンでシートを温め、柔軟性を上げてから剥がすなどした方良いです。温めても剥がしにくい場合は、施工業者へ依頼していただいた方が良いです。

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  • kurikimasaru