■応力について

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■応力について
今回は、ラッピングシートを施工する上で、ラッピングシートの素材PVCに強くかかわってくる力、応力についてお話します。

そもそも応力とはどういったところに働いている力を指すのか。紙を例にとって考えてみましょう。紙は両手で軽く引っ張ると、紙自体はピンと張った状態ですが、直ぐに破れるということはないかと思います。この状態では、紙内部で何が起きているかというと、外から引っ張る力と紙の材質による引っ張りに抵抗する力が内部に働いており、この二つの力を応力と呼びます。

ラッピングシートに置き換えて考えると、温めて伸ばして貼付した場合、冷えてくると縮む方向に力が働きますので、接着力よりもラッピングシート内での縮む方向の力が上回った時、剥がれるという現象が表面化します。材質がPVCであるものは、可塑剤によって柔軟性は変わりますが、柔らかいものは、多かれ少なかれ発生しますので、施工後に剥がれるということが発生しないようにアフターヒーティングを必ずすることが重要になってきます。

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  • kurikimasaru