■ラッピングシートの製造方法について■

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■ラッピングシートの製造方法について■

 

ラッピングシートの製法は、塩化ビニール(PVC)素材に可塑剤を混ぜ、常温でも軟らかい素材となることを前回の記事でお伝えしました。

塩化ビニールへ可塑剤を混ぜた後は、主にキャスト製法とカレンダー製法に分かれます。

●キャスト製法
液体のPVCを一定の厚さと幅に伸ばし、高温乾燥機で液体を乾燥させ、冷却し巻き取るという方法です。この製法はPVCが液体時に機器で厳密にサイズを制御しており、乾燥させているため冷却しても収縮しないという特性があります。このため、均一な厚みとサイズでの製造が可能なため、対候性に優れています。

●カレンダー製法
液体より少し堅めの状態のPVCをローラー棒で圧力をかけ、薄くのばしながら製造する方法です。少し堅めの状態でも高温のPVCなので、複数のローラー棒の間を通過していく際に徐々に冷えていきます。圧力をかけて伸ばしているため、冷える際、PVCの復元力によって、収縮することがあります。

キャスト製法とカレンダー製法を比べるとキャスト製法は、厳密なサイズ管理を行うための制御にコストがかかるため高額なラッピングシートになります。当方のラッピングシートは、標準的な品質のものをリーズナブルな価格で販売するためにカレンダー製法で製造したラッピングシートを取り扱っております。

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