■ラッピングシート施工について(後半)
前回(9/26)にアップした記事の「■ラッピングシート施工について前半」の続きになります。施工動画の施工作業について説明になります。
前回の作業で、ラッピングシートを放射線状にテンションを掛け、シワがないシートがピンと張った状態で貼り付けることができました。ボンネットの形状に凹凸がない緩やかな平面ですと割と気泡抜きや貼り付けは楽ですが、一部緩やかな凹みなどがあると大きな気泡が入ったままですので、それらの気泡を抜いていかなければなりません。
今回動画で紹介しているボンネットの形状は割と緩やか曲面だったためヒートガンは使用せず、手とスキージで気泡を移動させたり、気泡を散らせたりして気泡を抜いていました。
気泡を移動させるには、施工前にガラス系コーティング剤を塗布していたのですが、その塗布が弱いと気泡が移動してくれないので(感覚的には、気泡がボンネット面を滑って移動できている感じでした)、均一に塗布でているということが重要とのことでした。
当店のラッピングシート裏面は、エアスルーがありますが、ラッピングシートの粘着力が割と強粘着であるため、気泡が移動しづらいとなります。なので、ガラス系コーティングを塗布することでエアスルーの機能を補う形となります。
ラッピングシートはロットによって粘着力に差分が発生したりしているので、152cm×35cmなど端材を使用して本施工前にシートの粘着力と気泡の移動を試してみることをお勧めします。
※粘着力が弱い状態のシートなのに施工面にガラス系コーティング剤を多めに塗布してしまうとくっつかなくなってしまうため。
経験が少ない方は、気泡が抜けないときはエア抜きペンを利用して気泡を抜いても良いようです。
- kurikimasaru