■販売価格の変動について

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■販売価格の変動について
時々ではありますが、商品の販売金額を変更したことについてお叱りの言葉をいただくことがあります。販売価格の変動は、売上に影響してしまうため、できる限り変更しないようにしておりますが、やはりどうしても不可避となることがあります。

販売金額を変更しなければならない状況になる主な要因は以下4点になります。

①ショッピングモールからお届け先までの配送料金
②商品の仕入れ値
③海外からの輸入時の国際郵送料金
④海外との為替レート


①~④の中でも①と③が販売金額の原価構成において大きな比重を占めており、かつ当方でコントロールができない料金のため、この金額が大幅に上昇すると販売金額を変更せざる得ない状況になります。

先ず①ですが、当社がラッピングシートを販売するようになってから見るとAmazonの配送料金が、大型サイズで約2倍まで上昇しています。これは、国内の宅配業者が数年前に郵送料金を大幅に値上げしたことに起因しており、この料金改定を受け、(マルチチャネル配送料金も含め)Amazonの配送料金は、年々、上昇しています。

こういった配送料金の上昇は、法人から法人への配送に比べ、個別配送は、配送人員の時間単価に対する配達個数が圧倒的に少なくなるため、(配送業者の方が届け先へ個別へ配送している限りは)配送物量数の上昇に伴い、配送単価は上がってことが想像しやすいです。

逆を言えば、ドローンでの配送若しくはコンビニなどの拠点に商品を取りに来てもらうなどが主流にならない限り、配送人員に対する配達個数が多くならないため、配送料金は下がらないと言えます。

どちらにしても、出品者は、ショッピングモールが定めた料金体系に従わなければならないため、配送料金が上昇すれば、販売価格を改定せざるを得ません。勿論、商売なので利益も販売価格に入れていますが、利益を増やしたいから販売価格を変更するといったものではなく、上記の外的な要因に依存した変更というのが主になります。

長くなりましたので、③④については、次回以降でご説明します。

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