■カッティングマシンによるテストカットについて①

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■カッティングマシンによるテストカットについて①

カッティングマシンのメーカ数社にお願いし、ラッピングシートのテストカットをさせていただきました。テストカットを通して、ラッピングシートとカッティングシートの違いがどこら辺なのか、また、カッティングマシンを選択する際に確認すべきことについてお伝えしたいと思います。
 
この件については、もともとお客様より当方のホログラム調メッキシルバーをカッティングマシンでカットした際、カス枠とくりぬいた文字がくっついてしまっており、除去が面倒であるとのお声があったことが発端となっております。前にもお伝えしておりとおり、ラッピングシートとカッティングシートはどちらもPVC(ポリ塩化ビニール)なので材質に違いはありません。

実際にカッティングマシンで文字をカス枠で囲みカッティングすると、お客様より申告のあった文字ととカス枠囲みが一緒に剥がれてしまうことが発生しました。

この一番の要因は、ラッピングシートのシートと離型紙にエアスルー用の模様があるため、剥がしやすい(=剥がれやすい)ということが分かりました。反対にカッティングシートは、このエアスルーが裏面にないので離型紙との粘着力が非常に高く、カス枠と一緒に文字が剥がれにくい(=剥がしにくい)ということになります。
※ラッピングシートの裏面と離型紙のエアスルーは、施工時の作業性を向上させるために施されている処理であり、主目的が文字をカッティングするために製造されていないということが言えます。
 
しかしながら、数社のカッティングマシンでテストカットを試し、ラッピングシートでもカス枠が楽に取れる機種がありました。カス枠が楽にとれる機種と取れない機種、「何が要因なのか」これについては、次回以降に掲載します。

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