■直貼りと水貼りについて

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■直貼りと水貼りについて
今回は、ラッピングシートの貼付方法についてです。
以前に水貼りについての説明を掲載させていただきましたが、一部の購入者様より、「水貼りは、カッティングシート・デカールに適用する施工方法であってラッピングシートには適切ではない。」というお声をいただいたので、再度このテーマを取り上げさせていただきました。

当方は、お客様から施工後写真とともに施工時の様子を教えていただく機会が多々あります。ボンネット、ルーフなどの割と広い箇所への貼付される場合、水貼りされる方が多く、私自身も直貼りするよりも水貼りの方が施工が容易に進めることができたため、(特に初心者の方には)水貼りでの施工を推奨させていただきました。

水貼りは「施工方法として有用です」ということをお伝えしている訳で、商品自体がカッティングシートやデカールと同じ商品特性・品質だからお伝えしている訳ではありません。当方のシートはラッピングシートであり、ラッピングシートとカッティングシートの違いは、「ラッピングシートとカッティングシートの違いはあるのか」の記事に掲載していますのでそちらを参照ください。

ラッピングシートの裏面は、エアスルー用の溝があります。大手メーカの商品であれば、このエアスルー機能効果が高く、圧力に応じて粘着度合いが変わるため、非常に扱いやすいですが、当方のラッピングシートは広い面での貼付時、力を掛けずに貼付しても割と強く粘着してしまい、微妙な位置調整が困難になります。このため、広い面への貼付時、中性洗剤を1~2滴ほど含めた水溶液(500ml程度)を吹き付け、シートを置くことで微妙な位置調整が可能になり、疑似的に感圧式のような施工することができるということでご案内させていただいたおります。

あくまで水貼りは広い面での位置決めの際にお伝えしているものです。貼付面積が少ないパーツ系などは、直貼りの方が圧倒的にやり易いので、全ての箇所に水貼りを推奨している訳ではありません。直貼りの方が良ければそちらで進めていただくで問題ありません。DIY商品なので各々進めやすい方法で施工していただくで良いです。

ラッピングシートは直貼りが基本ですから、広い面でも直貼りが容易にできる品質のシートであれば問題ありませんが、当方のシートはあくまで標準的なシートをリーズナブルに提供しているため、大手メーカのような高品質なものから比べると機能的制限があります。こうった制限事項を自分なりの施工方法で解消するといった、試してみて失敗、改善して再度試す、のようなことを厭わない方のみがリーズナブルな価格での恩恵を受けれるのであり、考えながらトライ&エラーを繰り返すことが面倒な方は大手メーカのラッピングシートでの施工をお勧めします。

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