■(注意喚起)外気温が高い時の施工について

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■(注意喚起)外気温が高い時の施工について

今回は、夏場など外気温が高い時の施工についてです。
以前の記事で掲載した「外気温が低い時の施工について」の反対の内容になります。
今夏のような日差しがきつく、外気温が30℃以上になっているときは、施工しないでください。推奨温度は25℃以下となります。

当社のラッピングシートは、裏面にはエアスルーがありますが、3Mのような感圧式のシートではないため、温度の上昇とともに粘着力が非常に上がっています。裏面の接着剤は、感圧式であっても温度の上昇に伴い粘着力は上がり、(作業性が悪くなる度合いに違いはありますが)ラッピングシート全般に起きる事象です。


※感圧式・・・圧力がかかると粘着剤が対象面と接着する方式
シート自体も温度の上昇とともに柔軟性が増しているため、剥離紙を剥がすと場合によっては、シートが自立できずくにゃっと折れ曲がる可能性があります。

この状態で施工しようとすると何が起こるか。
ラッピングシートを貼付する面積が少ない場合は、特に気にしなくても問題ありませんが、ボンネットやルーフなどに貼付する場合は、面積が広いため、意図しない箇所にシートがくっついてしまう可能性があります。剥がす間に他の箇所がくっついたりと良くない状況に陥る可能性が高くなります。

また、シートを貼付する際、水溶液を対象面に吹き付けますが、外気温が高い場合、車輛外装面の温度も相当高くなっていますので、貼付するそばから水溶液が蒸発していき、シートの位置調整ができないということも考えられます。

※水溶液は、中性洗剤1~2滴に対し400~500mlの水で割ったものになります。

夏場でどうしても施工したい場合は、直射日光が当たらない日陰で温度が高くない場所か日が沈んで涼しい時間帯にするなどが必要になります。シートを少し小さ目にカットし、試しに施工してみて意図しない場所への粘着などが発生しないかなどを確認してから施工されることをお薦めします。

夏場で直射日光があたり、外気温が30℃以上の状況で施工され失敗した方のお声を多数いただいているため、注意喚起のため書かせていただきました。

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  • kurikimasaru